サクラ、ママになる(最終話)
ワンコの初産は3歳くらいまでに....
というのがかかりつけの動物病院の先生の考えでした。
サクラはその頃2歳半、10月には4回目のヒートが来る予定でした...
避妊するか、1度だけでも交配させるか.....
犬の出産のリスク、サクラの小さめの体格、決して健康優良犬と
太鼓判を押せるほど健康ではないこと。
悩みました。
犬の交配・出産に関しても詳しく勉強し、最悪母犬も
お腹の子犬とともに亡くなってしまうケースもあるということも
勉強しました。。。。
さぁ。。。どうしよう。。。。
時は7月。。。。
ヒートまでもう少し時間あるしよく考えることになりました(^^;
そんなある日。
サクラを連れて、お買い物がてら
散歩をしにマンションの敷地内を歩いていました。
大通りに出る階段を上っていると
脇に植えてある植木の中から
『ミィ~~~ミィ~~~~』と
小鳥のように甲高い声が聞こえてきました。。。
このマンションの敷地内は結構広いので
野良猫ちゃんが住みつき、子猫ちゃんが生まれてることも
しょっちゅうなので、そのときは
『あ~また、産まれたんだねぇ~~』
と母と話しながら階段をサクラと上がり
買い物へ。。。。
1時間半くらいお散歩をしながら
歩いていたらパラパラと雨が降ってきたので
慌てて家路に着くことに。。。。
そして、子猫の声が聞こえてた階段まで来ると
本格的に雨が降ってきて走って帰ろうとしたら
行きに聞いた声よりも
もっと、か弱い『ミィ~~~~』という声が
全く同じ場所で聞こえたので、
『えっ???まだいるの....』
ひょっとして親猫いないの???
と,母と慌てて茂みの中を見ると
まだ目も開いていない、へその緒も付いている
赤ちゃん猫がたった1匹、アリにまみれた状態だったので
長時間放置されたに違いないと思って
連れて帰ることに.....
とにかく、これは弱ってると
思ったのでサクラのかかりつけ病院へ===3333
案の定少し弱っていたので
栄養剤の注射をし,赤ちゃん猫用のミルクと
注射器をくれ,これで3時間おきに授乳してくださいと....
『飼うんですか??』と聞かれたけれど,
正直,『わかりません』と答えることしか出来ませんでした(^^;
子猫はまだ推定生後1週間ほどでした...
排泄も自分で出来ないので
ティッシュでポンポンと刺激すると
溜まってたのかたくさんおしっこが出てきました(^^;
とにかく1日目は暖かくして3時間おきの授乳と排泄....
これを夜中も続け、何とか1週間すごしたら
目が開き、元気も出てきたので
拾ってきたときに一度シャンプーしたけれど
もう1度蚤とりシャンプーをしてサクラとご対面.....
まだはっきり見えてない様子
サクラはどう扱っていいか分からず
鼻でツンツンしたり舐めてみたり...(^^;
子猫ちゃんはビチョビチョです(^^;
何とかサクラとも共生しながら
更に1週間経過....
まだ排泄は刺激しないと出ないので
してあげるとでてこない...Σ( ̄ロ ̄lll)
シィ~は出るけど,ウンウンが出てこない....
様子を見て3日目相変わらず便秘気味....
で病院へ....
診察...
先生『う~~ん??溜まってないみたいだよ??』
私『えっ??だって3日も見てないですよ』
先生『サクラちゃんが舐めたってことはない??』
私『あぁ~~でも,あまり舐めさせない様にしてるし...』
先生『う~ん,でも溜まってないよ』
といわれ,帰宅....
すると....
サクラは子猫に興味津々....
子猫を床に置くと
決定的な写真が撮れました(^^;
匂いをかいでるだけかと思っていたら
優しく舐めてあげていたみたいです(^^;
そんな様子を見た母と私は
サクラの母性に感激し交配を前向きに考え....
4回目のヒートがきたとき
交配させました♪
サクラの小さめの体形をカバーできる
子犬が産まれるように、JKCチャンピオンの
男の子と2度がけ交配を...
無事に妊娠発覚♪
だけど,なかなか生まれてこず。(_ _|||)
結局子犬たちはサクラの骨盤より大きくなってしまったので
帝王切開で産むことになりました(^^;
出産日当日
昼ごろより少しづつ陣痛が来たらしく
痛いのかジッとしてることが多い日でした
夕方に病院へといわれていたので
年末の仕事納めの日に私は午後休暇をとり
サクラの病院へ。。。
無事に3匹生まれサクラも麻酔でボォ~としてたけれど
立派に母親として役目を果たしましたとさ....
あの子猫ちゃんが練習台になってくれたおかげで
排泄だけは最初から上手に出来たサクラでした(o^^o)ふふっ♪
『親子揃ってのベストショット♪』
左からサクラ・花楓(かえで)・海・小雪(o^^o)ふふっ♪
『サクラ 現在6歳』
育児が落ち着いた後、避妊手術をしました
そして、育児後サクラの性格は少し変わりました。
母犬として子犬を守らなければいけないという
強い母性がそうさせたのか、気の強い性格に....(_ _|||)
あんなに友好的で可愛い性格だったのに、
今じゃ『自分より下』と思ったワンコには強気に出るようになりました。。。。
『母は強し』
とは犬界でも共通の言葉のようです(T∇T)アハハ・・・(|||_ _)ハハ・・・
人間好きは変わらないんですけどね(^^;
子猫ちゃんのこと気になりますよね....
それはまた後日。。。。
最後まで読んでくださった方ありがとうございます+。(o・ω-人)・.。*
by kandkcorgis | 2008-03-14 19:21 | サクラ&花楓